こんばんは。
カウンセリングサービスの松尾たかです。
今日も、この場所に来てくださってありがとうございます。
今週も、本当にお疲れさまでした。
+++
前回は、「ちゃんとしなきゃ」を、少し休ませてみませんか?
というお話をしました。
でも、
「そうは言っても、ちゃんとしなきゃと思ってしまう」
「力を抜こうと思っても、なかなか抜けない」
そんな方もいらっしゃるかもしれません。
どうして私は、こんなに頑張ってしまうんだろう。
どうして、失敗するのがこんなに怖いんだろう。
どうして、少し注意されただけで、こんなに落ち込んでしまうんだろう。
そんなときは、
心の中にいる「小さな私」に目を向けてみると、何か見えてくることがあります。
+
私たちは大人になるまでに、
「ちゃんとしていなさい」
「迷惑をかけちゃダメ」
「もっと頑張らないと」
「人に嫌われないようにしなさい」
そんなメッセージを、知らず知らずのうちに受け取っていることがあります。
もちろん、それらは私たちを守るために必要なことだったのかもしれません。
だからこそ、
「ちゃんとすること」
「頑張ること」
「人に合わせること」
が、自分を守る方法になっていることがあります。
たとえば、
ちゃんとしていれば怒られない。
頑張っていれば認めてもらえる。
人に合わせていれば嫌われない。
そんなふうに、
小さな頃の自分が一生懸命に身につけた「生きるための方法」が、
大人になった今も、自分を守ろうとしているのかもしれません。
+
私たちは大人になると、
仕事をしたり、家事をしたり、人との関係を築いたりしながら、毎日を頑張って生きています。
だから、
「もう大人なんだから」
「これくらいできて当たり前」
と思ってしまいますよね。
でも、心の中まで、
いつも大人でいられるわけではありません。
誰かに否定されたら傷つくし、
失敗すれば悲しくなる。
大切にしてもらえなかったと感じれば、
「私なんて……」と、小さくなってしまうこともあります。
仕事でミスをしたとき、誰かに注意されたとき、
人との関係を上手にできなかったとき、
つい、「私ってダメだな」
「ちゃんとできない私は、ダメな人間だ」
と、自分を責めてしまうことがあります。
そんなときには、一度立ち止まって、
「私は今、何を怖がっているんだろう?」
と、自分に問いかけてみてください。
もしかしたら、
「怒られるのが怖い」
「嫌われるのが怖い」
「がっかりされたくない」
「ちゃんとできない自分を、認めたくない」
そんな気持ちが隠れているかもしれません。
そして、その奥には震えている小さな自分がいるのかもしれません。
その気持ちに気づいたら、
「何やってるの!」と自分を責める代わりに、
「怖かったね」
「失敗したくなかったんだね」
「頑張ってきたんだね」と、自分の気持ちを受け止めてあげてほしいのです。
自分の感情を否定せずに受け止めることを「自己受容」といいますが、
それだけでも、心の緊張が少しゆるむことがあります。
自分を好きになることが難しくても、
まずは、
「今、私は悲しいんだな」
「本当は怖かったんだな」
と、自分の気持ちに気づいてあげられる。
それは、自分を大切にするための小さくて大きな一歩なのです。
+
もし今度、「私ってダメだな」と思ったときには、
その言葉の奥にいる「小さな私」を探してみてください。
そんな小さな自分を見つけたら、
追い払ったり、叱ったりしなくて大丈夫。
ただ、「そうだったんだね」
と、隣に座ってあげるような気持ちでいてあげてください。
自分嫌いをなくそうとしなくてもいい。
自分を好きになれなくてもいい。
まずは、
自分の中にいる小さな自分を、ひとりぼっちにしないこと。
そこから始めてもいいのだと思います。
それだけでも、心は少しずつ変わっていきます。
今日も一日、よく頑張りました。
あなたの中にいる小さなあなたにも、
「今日もよく頑張ったね」と、声をかけてあげてくださいね。
++
自分嫌いの私さんへ。
人の気持ちを察したり、理解しようとするあなたはステキです。
でも、自分の気持ちに気づいてあげること、自分の本音を知ることは大切なことです。
あなたにわかってもらえることで、あなたの心が少しでも安心できますように。
このブログが、あなたにとって、
少し心を休ませる場所になれたら嬉しいです。
どうぞ、良い週末をお過ごしください。
また来週、この場所でお会いしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
* * *
続きを読む
